徒然いずみの備忘録

徒然なるままを備忘録

【本】SoftwareDesign 2016/06

雑誌の斜め読み。メモメモ。

なぜか消えてしまったので、再度投稿。

 

### 読んだ雑誌の情報
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タイトル:SoftwareDesign 2016年6月号
発行所: (株)技術評論社
メディア: 雑誌
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### メモ
色々な特集や連載が組まれていたが、その中でも気になった記事。


### サーバレスアーキテクチャ
* 従来のWeb三層モデルではシステムが複雑化することで、インフラ構築と運用管理にかかる費用が大きくなり、ビジネルに直結しない部分の費用がかさむ傾向にある。
* これに対してクラウドを活用したアーキテクチャがサーバレスアーキテクチャであり、イベント駆動型のプログラムを用意するだけで、バックエンドとの通信が可能となり、管理面の費用や課金体系が明確なので、費用戦略を立てやすくなるという。
* サーバレスアーキテクチャのメリットとしては、以下があげられる。
1. リソース調達が容易
2. サーバの運用管理コストを削減
3. サーバ拡張性、可能性の維持をクラウド事業者に任せることが可能
4. 事前のイベント作成により自由度が高い
5. リクエスト単位の課金体系によりコストを最適化
6. 本来のビジネスに集中できる
* クラウドベンダがサーバレスアーキテクチャに対応し始めている。
1. AmazonAWS Lambda
1. GoogleGoogle Cloud Functions
1. IBM:OpenWhisk
1. Microsoft:Azure Functions

### 所感
 その他いろいろググってみたが、クラウドネイティブアプリケーションと対になって語られていることが多いように感じた。サーバ側はステートレスである必要があるため、必然的にDockerのようなコンテナ技術を活用する際に用いられる設計観点も必要になってくると思われる。そんな時は、トゥェルブファクターアプリケーションの思想を用いる必要があるのではないかとも感じた。


 サービスが乱立する戦国時代において、リーンスタートアップのように、小さくはじめて大きく育てるようなサービスを、より多く、より早く市場に投入して会話をすることが求められる。そのため、ASPの領域はもはやオンプレで開発を進めるような企業にはビジネス変化に着いていけないような世界になってきていると思う。ビジネスに必要な最低限の投資で最大限の効果を得るには、クラウドネイティブアプリやサーバレスアーキテクチャのようなアーキテクチャが必要不可欠であろう。


 では、オンプレを手段として開発を進める事業者は、クラウド利用の事業者に勝つことはできるのか?攻め込むことができる手段はあるのだろうか?私の中では、最良の手段を見いだすことが出来ずにいて困っているところではあります。


### 参考資料
#### クラウドネイティブアプリケーション
* AWSslideshare


https://www.slideshare.net/mobile/keisuke69/aws-58452190

#### トゥェルブファクターアプリケーション
* Qiitaの方の記事


http://qiita.com/awakia/items/04135ea89be787be1cfc