徒然いずみの備忘録

徒然なるままを備忘録

【本】日経コンピュータ 2016/05/12

雑誌斜め読み。メモメモ

読んだ雑誌の情報

タイトル:日経コンピュータ 2016/05/12
制作:日経BPコンサルティング
メディア:雑誌

 

雑誌メモ

色々な特集や連載が組まれていたが、その中でも気になった記事ベスト3。

すべてはチャットに botが起こすUI革命

botがUIの主役になり、自然な対話の中で作業を肩代わりする世界へ
  • chat × bot の製品は、以下のようなものがある。
    1. チャットワーク:Chatwork
    2. direct:L is B
    3. Googleハングアウト:米グーグル
    4. HipChat:豪アトラシアン
    5. Idobata:永和システムマネジメント
    6. InCircle:AOSもアイル
    7. Skype for Bisiness:米マイクロソフト
    8. Slack:米スラック・テクノロジーズ
    9. TopicRoom:NTTソフトウェア
    10. Typetalk:ヌーラボ
  • chat × botを巡り有名企業が次々と参画
    1. FacebookMessangerにてbotがフラワーギフトのEC事業との連携
    2. LINEはBOT API Tral Accountを提供開始することで、LINEとbotを連携
    3. マイクロソフトはBuildでbotの開発環境Microsoft Bot Frameworkを提供
  • chat × botによる業務改善
    1. 勤怠管理:みやもとさん:トレタ(飲食店向け予約台帳管理アプリ提供)。Slack × Google Apps Script → botが「おはよう」の言葉で、だれがいつ出社したかをGoogleスプレッドシートへ記載。勤怠催促も実施。社員同士のやり取りで使うのは基本Slack。社外連携などの特別な時に限りメール。メールはスピード感のないツール(形式ばった表現が多いため)。
    2. サーバ監視:アイレット(cloudpackの提供)。Slack × Amazon CloudWatch × WatchDogでサーバアクセスや負荷状態に応じてSlackへ通知。
    3. 作業の自動化:米ギットハブ(Githubの提供)。ChatOps × Slackにより情報共有に加えて作業の自動化や可視化を目的としている。
    4. 翻訳/コミュニケーション:takaram design engineering(UIや製品、サービスのデザイン)。Slack × Hubot × 外部システム(Google翻訳API)により、日本語コミュニケーションをリアルタイムで本鯆約して外国人とチャットが可能
    5. 情報集約:Zaim(オンライン家計簿サービス)。Slack × CircleCI × Wunderlistにより稼働状況やビルド/テスト結果、タスク状況などの把握が可能。レビューも一定以上の点数が着いてOKがでる。
    6. bot × Excel:特許案件の期限をVBAが判断して一覧をチャットワークへ
    7. bot × 営業支援システム:チャットから営業報告を(位置情報通知や到着確認をチャットルームへ行うことでbotが営業報告書を作成
    8. bot × IoT:カメラを遠隔操作。センサ情報を取得してチャットルームへ流す。
  • chat × botによるサービス改善
    1. chat × 服屋:アーバンリサーチはチャットで接客を行う。オススメ商品のURLやサイズ感は自分が着て写真を送るなど
    2. chat × 企業:LINEビジネスコネクト(ヤマト運輸エイチ・アイ・エス大東建託など)
    3. chat × AI:ガリバーインターナショナルはFAQをbot×AIがチャットルームのコメントから適切に回答する

 

深層学習フレームワーク

  • 深層学習フレームワークは、現在第3次人工知能(AI)ブームを牽引する象徴である。
    1. 米カリフォルニア大学:Caffe
    2. Facebook:Torch
    3. Preferrd Networks:Chainer
    4. Google:TensorFlow
  • ニューラルネットのデータやネットワークの構造を記述し、入力データや教師データを読み込ませると所望のニューラルネットを生成できる。
  • 大きな流れとしては、以下があげられる。
    1. 2016/1:米マイクロソフト:Computartional Network Toolkit:Skype会話の自動翻訳や顔画像に年齢判定などの深層学習を使った様々なクラウドAIサービスの裏側
    2. 2016/4:米Goolge:TensorFlow 0.8版:分散コンピューティングをサポート

 

クラウド時代のアーキテクチャ設計 第9回

著者:鈴木 雄介(グロースエクスパートナーズ 執行役員)

マイクロサービスアーキテクチャのサービス分割
  • マイクロサービスアーキテクチャで大きな課題となるのは「サービス分割」。
  • 例えるなら、車のタイヤである。夏タイヤ冬タイヤを変えることで、季節に対応が可能となる。
  • 小さなサービスに分割し、疎結合にすることで、特性にあった「作り方」や「プロセス」で管理が可能。
  • 疎結合であることは「サービス連携にキューを使う」という技術論より、「変化に対してサービス同士の依存性が低い」おいう設計論の方が重要。
  • 凝縮度が高く、結合度が低いモジュールは理解しやすく、変更に強く、再利用しやすい。
ドメイン駆動設計(DomainDrivenDesign:DDD)
  • 分割論は長年議論されてきたが、最適な解決策はない。しかし最近の方針は、「ドメイン駆動設計(DomainDrivenDesign:DDD)」が存在する。
  • DDDでは、ドメインを可能な限りそのままシステムに実装することが望ましい。
  • ドメインエキスパートと実装者がタッグを組み、ドメインを実装する。それを繰り返すことでコードが成熟する。
  • ドメインエキスパートは全ての業務をうまく説明でき分けではない。コードに書くことで矛盾を見つけ、業務を整理する過程で、ドメインの整理整頓が可能となる。

 

用語集

  • 凝縮度:モジュール内部に関連性が高い機能を寄せた度合い
  • 結合度:それぞれのモジュール同士の関連性
  • ドメイン:ビジネス側の物事の考え方をくくった単位であり、日本語で言えば「業務」が該当